閉鎖的なこの町を飛び出して旅をした時の気持ちの記録




2020/08/26日記【院試前日】

 

 

院試前日。昨日やりかけだった年度の過去問を解いて、午後は3時間計ってまだ解いていなかった年の過去問を解いた。

3時間計ってやったやつの出来としては合格ラインには乗った自信はある。75%ぐらいだろうか。ここら辺の割合って曖昧だからあまり当てにしないでおきたい。答え合わせをしたら相変わらずケアレスミスが多いのが泣ける。両辺にmをかけたつもりが片方にしかかってなかったり。ほんっとうに気を付けてほしい。

一番苦戦したのは電磁気。コンデンサの極板間引力を求めるのはできたのだが、極板から誘電体にはたらく力を求める問題がわからなかった。極板間引力と同じように、微小距離だけ引き抜いたときの仕事と静電エネルギー変化が等しいというので立式すると、分母のカッコの中にΔxが閉じ込められてしまい、うまく変形ができないのである。どうしたものかと悩んでいたら時間切れになってしまった。答えを見たら、実は微小変化をとるという動作は微分と等価だから、極板から誘電体にはたらく力Fは、 F = -dU/dx で求めることができるということだった。確かに!!!!!これまでやってたのは - FΔx = ΔU なのだから変形したら微分の式になるやん!!!目から鱗だった。コンデンサまわりではこの類の問題が演習書に載っていなくて少々不安だったのだが、今回ので自信がついた。やっといて良かった……。

 

 

その他今日一日でノートにまとめたこと。

 

力学は無し。1年分しかやってないし、それが易しかったので。

電磁気は前述のコンデンサの話。

量子力学パリティについて。パリティ偶というのは、固有関数が偶関数であるという意味。左右対称ポテンシャルが出てきてそれを解いたときに、パリティ偶の解の量子数が奇数になってこんがらがってしまった。量子数をパリティの偶奇は全く関係ない。

それと連続条件は両サイドの関数がわかっていればその境界値での関数がわかっていなくても良いという話と、計算のコツとして波動関数の引数は早めに文字で置いた方が後で絶対に楽なのでやっておこうという話。後者は他の分野の問題でも結構頻繁に言っていることなので、量子力学でも積極的に文字で置くことをしていきたい。

統計力学は磁性イオンに関するグラフなどでは横軸をTではなくkT/μH などにするとよいということを書いておいた。この方がグラフが正確。あと全磁気モーメント=磁化=-∂F/∂H 、帯磁率=磁化率=-∂²F/∂H² の公式を忘れ書ていたので書いておいた。帯磁率と磁化率が同じものというのは確信が今までないまま解いていた(よくそれでできていたなという感じだが)ので改めて確認できてよかった。

 

これで院試勉強らしい院試勉強は終わり。継続的に勉強してきたからか、なんか終わる気がしない。というか明日も普通に起きて顔洗って朝ごはん食べて水やりしてPC開いてアイカツスターズ観て過去問解き始めそうで怖い。本当に明日院試なんだよな???えっ急に不安になってきた……。

今からあれこれ考えてもかえって不安になるので、ちゃんと起きて、ちゃんと大学に行く!それができれば十分!ぐらいの気持ちでいたいと思う。どうせ今日は眠れないのだがとりあえず形だけでも、布団にさっさと入ってしまいたい。

 

頑張るぞ!