閉鎖的なこの町を飛び出して旅をした時の気持ちの記録




2020/07/02日記【他人を頼った】

 

 

今日は講義の課題をやっていたら一日が終わった。だがそれなりに進捗はあったので良しとしたい。

午前は昨日作ったコードの見直しと清書。そしてまだ解けていない問題3つの検討。

調和振動子と振り子の運動の違いを論ぜよってどこまで書けばいいんだ。振り子の運動って振幅が大きくなると厳密解を求めるには楕円関数、楕円積分を使わないと表現できないんだけどそんなの学部の講義で習ってないし、それを書くことが果たしてこのレポートで求められているのか?と疑っていた。結局適当な文章を書いてごまかした。

残りの2題が難題だった。ググってもそれらしい記事が落ちていないし、手持ちの演習書や教科書を探しても答えが載っていない。手計算でやるにしても一般的な解を求めることがほぼ不可能な式が出てきてしまい、これはもう先輩に聞くしかないのでは…と思ったがなかなか踏ん切りがつかなかった。メールするまで決心したのが15時、メールを云々言いながら書いて、送信したのが16時過ぎ。送信した瞬間にダッシュで買い物に行ってすべてを忘れようとした。本当にメール苦手だ。自分はどうやら会話の記録が残るのが嫌らしい。それ以外にも嫌なポイントはいくらでもあるのだが、とにかくできるならもうメールはしたくない。時間と労力の無駄が過ぎる。

買い物から帰ったら先輩から返信が来ていた。「忙しいからあとで」的な内容だろうなと期待せずにメールを見ると、懇切丁寧に解答の方針を教えてくださった。そのうえ自分が以前に過去問を欲しがっていたことを気にかけてくださり、まだ受け取ってないなら用意するよ、とまで言ってくださった。神か……。先輩を信用していなかった己を恥じた。自分の矮小さをひしひしと感じ辛くなった。

先輩曰くこの2題もプログラムを書けばいいという話だったので、またプログラムを書く作業が始まった。

しばらくプログラミングしていたら、一方の問題がまた詰まってしまった。ググっても全然答えが見つからない。というか検索に必要な専門用語を全然知らないのである意味当然か。これはやばい…となったが夜も遅いので先輩にメールも憚られるし、と思いプログラミングができそうな友人を頼ってLINEしてみた。自分の稚拙な説明にもかかわらずヘルプを送ってから1時間弱で課題を解決することができた。神か……。持つべきものは友だな。特にプログラミングのできる友。友人の助力で詰まっていたところも突破し、無事レポートの完成が見えてきた。順調にいけば明日でケリをつけられそう。

 

あまり人を頼りたくない(人間不信なので)自分にしては珍しく2人も人間に頼ったのだが、どちらも善人だし自分の想像をはるかに超えるアシストをしてくれたので本当に助かった。久しぶりにもうちょっと人間を信じてもいいかなと思えたが、それと同時に自分の愚かさを反省した。人間というのはいつまでもよくわかりませんね。